生活動線や家事動線を考えることももちろん重要ですが、長く住むためには“収納をどこにどれだけつけるか”というのも非常に重要なポイントとなります。
・収納は適度な大きさにする
平屋住宅の場合、ある程度大きな土地が必要になる場合が多いので、その分収納スペースにも自由が利きます。
しかし、収納を広くしすぎて失敗したという例や、逆にもっと広くすればよかったと後悔する人がいるのも事実です。
収納は家の中をすっきりとさせるために、必要不可欠な存在でもあるのですが、どこに設置するのかによって、部屋の見栄えが変わってしまいます。
実際にはどのようにすればよいのかわからない人が多いでしょうが、現在住んでいる住居を参考にすることで、どれぐらい大きな収納にすればよいのかが大体わかるのです。
・トイレの収納
トイレは、狭いので、水タンクの上に奥行きの狭い吊戸棚をつけると便利です。トイレットペーパーや、掃除用具がしまえます。奥行きを深くしてしまうと、使いにくくなってしまいます。トイレットペーパーが入る程度の奥行でも、間口いっぱいの幅にすれば、トイレットペーパー半ダースとトイレ用洗剤やペーパータオルが収まります。
・勝手口の外の収納
勝手口の外に屋根付き収納を設置すると、収集日までのごみの仮置き、庭掃除の用具やガーデニング用品を収納できるので便利です。屋外用水栓を隣接させておくと、泥付き野菜など、キッチンの流しで洗いたくない物を洗ってからキッチンに運び込めます。
平屋の場合にはそれほど設計に凝るという人は少ないので、割とシンプルな間取りになっていることが多いでしょう。
だからこそ収納の場所や大きさを決めやすい住宅だと言えるのです。
特にキッチンを大きくする人が多いので、キッチンにパントリーという食器や調理器具などをしまっておくスペースを設置することも多いでしょう。
このような場所も収納の一部なので、しっかりと考えておく必要があります。